[時事問題] 出題に備えるには

query_builder 2022/02/14
受験
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[時事問題] 出題に備えるには  

 ここ1~2年の入試問題、とりわけ私立校の問題での新型コロナウィルスと絡めた英文出題が増えています。問題作成の裁量があること、社会変化に対する動き出しの早い私立校ならではの対応であると感じています。例えば、新型コロナウィルスについてCOVID-19と表記したり、vaccine(ワクチン)、lockdown(ロックダウン)、telework(遠隔勤務)など、ニュースで頻繁に報道されてきた用語を英文中や設問中に出題しています。知識がないと解けないというわけではありませんが、知っていれば回答速度を速められるという利点はあります。  

 公立校での時事問題出題も少量ありますが、私立校の問題と比べるとややオリジナリティに欠けます。また、私立の問題には学校として受験生へ何を学んで来てほしいかのヒントの役割も果たしており、より独自性を発揮した時事問題、ニュース関連問題が出題されます。時事問題への対策としては、多くの塾は直前期に予想問題として演習させたり、出そうなテーマを詰め込んで対応しているかと思います。書店にも、秋以降にその年度の時事予想問題集が並びます。ただ、理想としては時事に関する情報についてはその鮮度が大切だと考えています。現在で言えば、ロシアがウクライナに軍事侵攻しようとしているわけですが、ウクライナという国がどこにあるか、侵攻に備える国際同盟NATOの正式名称など、今目の前で起こっている事象をその都度学んだ方が情報の理解度と記憶定着が高いと考えています。このように日々時事問題に対するアンテナを張っておくことができれば、直前期に慌てて知識を中途半端に詰め込むよりも深い理解と関心を持たせることができます。生徒自らが毎日新聞やニュースに関心を持つことが望ましいですが、なかなか実践することが難しいというのが現状です。そのため、当塾では受験学年の生徒に対しては入試に出題される可能性のある国内外のニュースや現象をその都度情報共有する仕組みを取っております。知っているだけで入試本番で得点を獲得できるのであれば、こんなにコストパフォーマンスの高い学習はありません。ネットニュースも大人が使う分には問題ありませんが、学習段階の子どもがニュースを拾う手段としては新聞が望ましいです。場合によってはノートに切り貼りしながらストックすることで、オリジナルの時事問題対策ノートを作ることも可能です。  

 今回紹介した時事問題への備え方は、小中高どの段階の生徒にも推奨できます。また、学年が上がるごとに、一般的な時事知識に加えて自分なりに問題意識を持ち、テーマをしぼって情報収集していくとより深い理解につながると思います。私立を狙う受験生は特に意欲的に取り組んでみましょう。

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