[早期教育] それって必要?

query_builder 2022/02/17
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[早期教育] それって必要?  


 今回は早期教育の是非について、多方面に見識のある実業家・堀江貴文さんの意見を参照しながら考えてみたいと思います。先日、堀江貴文さんの公式チャンネルで大手習い事教室について「行く意味がない、自分だったら通わせない」とこれまたインパクトのある主張を展開されていました。もちろん、特定の教室自体をターゲットに批判しているわけではなく、計算の速さを競ったり、同学年の子よりも多少計算が得意といったことにどれだけの意味があるのかという点に疑問を抱いての意見でした。小学生の低学年の段階で人気を集める計算・学習教室ですが、そこでの学びの貯金は高学年や中高といった段階で埋まると言われています。果たして早期から子どもに習わせる必要があるのか。  

 堀江さんの主張は以前からも一貫しており、AIやスマホが出現した世の中で、計算能力や暗記能力を高めることにどれだけの意味があるのか、それよりも子どもの時はひたすら遊んで感性や好奇心を発揮させる方がよほどいいという主張をされています。たしかに、堀江さんはロケット開発や飲食店といった実業の第一線で活躍されていますので、私たち塾業界の人間とはそもそも見えている景色が異なると思います。どれだけ新しい・面白いモノを提供できるか、どれだけ価値を提供できるかという価値観に基づいて先を見ています。一方で、それよりも短いスパンで、まずは目の前の成績、テスト、受験で成功体験をさせたいと考える方々も確実に存在するのです。夢の実現や行動の開始が高校、大学以降でも遅いわけではありません。ですので、来週のテスト、来月の模試、数年後の入試のために共に闘う機関として、早期教育も含めた私たち教育機関は十分に価値を提供していけると考えています。また、嬉しいことに塾に通うこと自体が楽しいと言ってくれる子どもたちの存在も、日々運営していく励みにもなっています。  

 子どもの感性、好奇心を刺激してあげることは言うまでもなく大切です。そしてそれは、計算や英語をはじめとした早期の習い事と両立することが可能です。習い事を通して子どもが持つ適性を最大限伸ばすことができたら、それはそれで大きな収穫です。日本の読み・書き・算盤を重視する伝統は400年前の江戸時代にさかのぼります。江戸以来、数々の社会変革やイノベーションを経てなお、学習の基本部分というのは変わらないのではないでしょうか。また、学ぶこと自体が楽しいという感覚は、世界中の子どもたちに共通しています。子どもの可能性を探る手段の一つとして、早期教育の価値はこれからもあり続けると信じています。

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