【春のチラシ】塾探しの注意点

query_builder 2022/02/25
受験

【春のチラシ】塾探しの注意点  


 入試シーズンも山を越えつつあり、動き出しの早い塾は新年度向けの各種広告、募集活動に動き出しています。2月下旬に差し掛かったころから、自宅のポストにも近隣塾・予備校のチラシがポツポツと入るようになり、華々しい合格速報と合格者数を前面に飾ったチラシが壮観です。同業者として、大手塾のきれいなチラシを見るのは好きです。ただし、塾のチラシの目的はあくまで新規生徒の募集ですので、大々的に書かれている情報だけにとらわれず、チラシも含めた広告情報を自らの目で見極める姿勢が大切です。  

 まず、合格者速報などの数値については要注意です。自宅のポストに入っているチラシに人気校の合格者何名、難関校何名と大きく書かれていたら、当然自宅最寄りのあの塾の実績だと考えると思います。しかし、その頭に浮かんでいる塾が住まいの地域に複数教室展開している場合や、いくつかの教室をフランチャイズで展開している場合、多くはそれら校舎の合計の人数が合格者としてカウントされます。そのため、チラシの数値だけに気を取られると、自宅最寄りの校舎からは合格者0にも関わらず、入塾すればもう安心と勘違いしてしまうことが起こるのです。また、合格者数ではなく合格%で広告されている場合も要注意です。「私立中学合格100%」「高校入試合格100%」などは、併願校も含めているのかいないのか分かりませんし、その受験区分の生徒母数が少なければ合格率100%は容易に挙げることができてしまうのです。このようなトリックは冷静にチラシを見ていけば気づくことができます。そもそも、各学校が出す合格者数の合計よりも、各塾の広告する合格者数が多いという状況は、どの塾もお互いにダブルカウント、講習生カウント、模試生カウントをしているという印でしょう。ですので、実績に近い情報を求めるならば、校舎別の合格者数まで載せているものか、正規の在籍生の合格実績を載せている情報を見つけてみましょう。複数校舎の合計数、グループ・系列合計数で掲載されている合格者数には特に気をつけて見る必要があります。  

 ほとんどの塾はチラシ、ホームページ、SNSなど何らかの広告媒体を駆使して生徒募集をしています。当然、良い面を強調したものが多くなりますし、上記の様に数字にトリックをかけてくる場合もあります。塾選びの際は、広告戦略の情報に惑わされず、通塾を検討している校舎そのものの実態を見極めることが大切です。

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